毎年恒例のカブトムシ
突然ですが、今回は『カブトムシ』の話をしようと思います。
僕は以前から自宅でカブトムシを飼っています。つがいで飼っていたカブトムシが卵を産んで以降、その子孫を何年にもわたって繁殖させ続けているのです。先日羽化したカブトムシでおそらく6代目になると思います。
仕事終わりの日課
カブトムシを飼った経験がある方ならご存じだと思いますが、当然ながらカブトムシのお世話は成虫にゼリーをあげるだけではありません。春や秋などは幼虫の糞を取り除くためのマット(土)交換が定期的に必要ですし、マットが乾燥しないように霧吹きも欠かせません。
しかし、飼育6年目にもなると、マット交換もふるいを使って“お手の物”です。近年は、幼虫のマットに栄養剤なども入れ、大きくて立派な成虫になることを目指して頑張っています。
毎年のことながら、その夏1匹目となる羽化したカブトムシの姿を見ると少し感動します。その後も続々と羽化するため、ゼリー交換やマット掃除も少々大変なのですがこればかりは致し方ありません。限られた寿命を出来るだけ快適に過ごしてもらえるように、仕事終わりの夜も欠かさずお世話をしています。
カブトムシの「セミ化」
ここで昨年の秋ごろにカブトムシで面白い出来事があったのでご紹介します。
皆さんはカブトムシの「セミ化」をご存じですか?
昨年の流行語で“蛙化現象“という言葉がありましたが、今回は”セミ化“です。
ある初秋の日に仕事から帰ってくると、土の上に大きなカブトムシの幼虫がいました。サイズが明らかに大きいので、そのシーズンに卵から孵化した幼虫ではありません。一瞬目を疑いましたが、色々調べてみるとカブトムシの「セミ化」という現象があるようです。
セミ化というのは、「本来は蛹(サナギ)になるべき状態なのに、蛹になることなく幼虫のままでいること」を指します。セミの幼虫が何年も幼虫でいることから「セミ化」という言葉になったようです。
1年越しの登場!
セミ化には様々な原因があるそうですが、今回の場合は“多頭飼育”が原因として第一に考えられました。限られたスペースで多くの幼虫を飼っていると、蛹室を作る場所がなくなり、そのまま幼虫で過ごすことになってしまうようです。
「いま幼虫ならこのまま冬越しして来年の夏に成虫になるのでは?」と思いましたが、どうやらセミ化した幼虫は成虫まで育つ確率は低いようです。しかし、わずかな可能性を信じて育て続けた結果、立派な成虫となって先日登場してくれました!1年越しの登場であり、喜びもひとしおです。
メダカも飼っています
ちなみに昨年からメダカも飼い始めました。
卵を見つけるたびに、メダカに食べられないよう別のケースに卵を保護するという“地味な”作業を繰り返しています。しかし、孵化したばかりの稚魚がなかなか育たず、色々と試行錯誤をしています。
もしメダカの飼育が得意な方がいらっしゃいましたら、飼育のコツを教えていただければ大変嬉しいです。
”雑談”も診療のヒント
以前の記事(仮面高血圧と白衣高血圧)でもご紹介しましたが、一見病気とは関係がないような身近な話題から患者様のことを深く理解することに繋がるケースもあります。
そのため、僕は普段の診療からいわゆる“雑談”を大切にしています。
例えば先日は、気管支喘息で通院中の患者様の自宅近くで「ユスリカ」が大量発生しているという話になりました。ユスリカは喘息を引き起こすことが近年明らかになっており、その際はユスリカに対するアレルギー検査を追加で実施しました。
垣根の低いクリニック
『西条すこやか内科』が目指すのは、“行きつけの食堂”のようなクリニックです。
それは病気になってから訪れる特別な場所ではなく、身体のことはもちろん、それ以外のことも何でも気軽に相談できる垣根の低いクリニックです。
当院の理念のひとつである「親しみやすく、みんなが笑顔になる地域密着型クリニック」を目指し、今後も患者様ひとりひとりとのコミュニケーションを大切にした診療を心掛けてまいります。
この病気も流行中〉〉 マイコプラズマ肺炎
東広島市西条町助実の内科・呼吸器内科・アレルギー科の『西条すこやか内科』は呼吸器疾患だけでなく、内科全般の疾患を幅広く診療致します!
西条すこやか内科
院長 奥本 穣(呼吸器専門医・総合内科専門医)