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禁煙外来ー 呼吸器専門クリニックで禁煙治療を始めてみませんか? ー
禁煙外来では5回の通院、たった3ヶ月で禁煙できます。その禁煙成功率は7~8割と言われています。当院の禁煙外来には呼吸器専門クリニックならではのメリットが多くあります。
「禁煙しよう!」と思い立ったら、お気軽に当院までご相談ください。
ニコチン依存症タバコの依存性は麻薬に匹敵します
なかなかタバコをやめられずに悩んでいませんか?
タバコをやめられないのは、「ニコチン依存症」という病気のせいです。ニコチンは脳に作用し、快感をもたらすドパミンという物質を放出します。そのためタバコを「おいしい」と感じるのです。しかし、ニコチンが切れるとイライラ、落ち着かないなどの離脱症状が現れてしまいます。そして、それを解消するために、またタバコを吸ってしまいます。この状態を「ニコチン依存症」と呼びます。タバコに含まれるニコチンには強い依存性があり、その依存性は麻薬に匹敵するとされているため無理もありません。
タバコが健康に与える影響
喫煙が健康に与える影響は説明するまでもないと思います。肺がんや脳梗塞、心筋梗塞、COPD(肺気腫)などのリスクが高まるだけでなく、周囲のご家族や友人にも受動喫煙というかたちで同様のリスクが生まれてしまいます。
肺がんについて禁煙治療について禁煙成功率は7~8割です
禁煙治療には苦しいイメージをお持ちかもしれません。しかし、禁煙補助薬の助けを借りて医師と一緒に取り組めば、比較的楽に、そして高い確率で禁煙することが可能です。禁煙を始めて数日間はニコチン切れによるイライラなどの離脱症状が出現しますが、禁煙補助薬を使うことで離脱症状を和らげることができます。禁煙外来を利用した際の禁煙成功率は7~8割とされていますので、タバコがやめられないと悩んでおられる方は禁煙治療を受けることをお勧めします。
当院での「禁煙治療」のメリット
近年、多くの病院・クリニックで禁煙外来が実施されています。たしかに禁煙外来で使用する薬剤はどの病院でも同じです。しかし、当院の禁煙外来には呼吸器専門クリニックならではのメリットが多くあります!
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メリット①禁煙専門指導医によるサポート
“肺の専門家”である呼吸器専門医が「禁煙外来」をおこなうことに意味があると私は考えています。そのため禁煙に関する多くの知識を学び、日本禁煙学会認定の禁煙専門指導医の資格も取得しました。タバコの恐ろしさを最も知っているからこそ、より親身になって禁煙のサポートができると信じています。
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メリット②COPD(肺気腫)も同時に治療
喫煙中の方は、“タバコ病”とも言われるCOPD(肺気腫)のリスクが高いです。当院であれば禁煙外来と並行して肺機能などをチェックし、必要時はCOPDの治療もスムーズに開始できます。COPD以外でも治療の必要性がある病気があれば、すぐに治療を開始できる点も大きなメリットです。
COPD(肺気腫)について
- 治療費用
- 3か月で13,000~20,000円程度(3割負担の場合)
健康保険で禁煙治療を受けるためには?加熱式タバコでも受けられます
35歳以上の方は、下記の1~3の条件を満たしていれば健康保険で禁煙治療が可能です。
35歳未満の方は、下記の1と3の条件を満たしていれば健康保険で禁煙治療が可能です。
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条件1
ニコチン依存症の判定テスト(TDS)で5点以上
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条件2
1日の喫煙本数×これまでの喫煙年数が200以上
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条件3
ただちに(1か月以内に)禁煙することを希望し、禁煙治療に関して文書で同意している
下記のような方も保険適用で治療をおこなえます
- 以前に禁煙治療を健康保険でおこなわれたことがある方
前回の禁煙外来の初回診察日から1年以上経過していれば再度保険適用となります。
- 加熱式タバコを吸われている方
上記条件を満たせば、加熱式タバコを吸われている方も健康保険で禁煙治療を受けられます。
ニコチン依存症判定テスト(TDS)ー 5点以上でニコチン依存症と診断 ー
禁煙治療のスケジュール5回の通院のみ、たった3ヶ月で禁煙できます
禁煙治療を受けられる方には、12週間に計5回通院していただきます(初回・2週間後・4週間後・8週間後・12週間後)。各診察では以下のような内容の診療をおこないます。
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初回診察
- 問診
- ニコチン依存症の判定テスト保険診療での治療が可能か確認します。
- 呼気一酸化炭素濃度の測定
- 禁煙開始日を決定
- 禁煙補助薬の処方
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2~5回目の診察
- 問診
- 呼気一酸化炭素濃度の測定
- 禁煙補助薬の処方
禁煙補助薬ってどんな薬?貼り薬と飲み薬の2種類があります
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貼り薬のタイプニコチンパッチ(ニコチネルTTS)
ニコチンを皮膚から吸収させる貼り薬です。毎日1枚を皮膚に貼ることで、禁煙後の離脱症状を抑えてくれます。
禁煙開始日から使用し、30mg(4週まで)→20mg(4~6週)→10mg(6~8週)と徐々にサイズの小さいものに切り替えていきます。 -
飲み薬のタイプバレニクリン(チャンピックス錠)
ニコチンを含まない飲み薬です。禁煙後の離脱症状だけでなく、喫煙の満足感も抑えてくれます(タバコをおいしいと感じにくくしてくれます)。
禁煙を開始する1週間前から飲み始め、徐々に量を増やし計12週間服用します。
2021年6月よりバレニクリン(チャンピックス錠)は出荷停止となっており、現在も出荷再開の目途はたっておりません。そのため、現状ではニコチンパッチ(ニコチネルTTS)を使用した禁煙治療のみとなりますので、ご了承ください。